雑記帳

手巻きタバコとか趣味の物とかを書いています。

松本人志 ドキュメンタルを見る

はい。
どうもです。

久しぶりに書いていこうか、と。
まぁ色々とあってね。
なかなかブログを書く時間が取れなかった。

おいおい書けることは書いてみたい。

さて、今回は松本人志のドキュメンタルである。
まぁAmazonPrime会員になっているので、色々と見てみようということでね。

 

さて。
公式から引用してみよう。

 松本人志プレゼンツ、密室笑わせ合いサバイバル。10人の芸人たちが自腹の参加費100万円を握りしめ、芸人のプライドと優勝賞金1000万円をかけて笑わせ合う。最後まで笑わなかった者が勝ち。密室に閉じ込められた芸人が極限まで追いつめられることで生まれる本能むき出しの笑いを見逃すな!※当番組は、番組の性質上、ご覧になられる方によっては一部不適切と感じられる場合がございます。予めご了承の上、お楽しみ下さい。(C)2016 YD Creation

ということである。
まぁ今更感があるが、ちょっと見ていこう。

現在シーズン1から3まで配信されている。
ただ、シーズン1の冒頭からあるように実験的なコンテンツだと思う。

特にシーズン1はその要素が強い。
いわゆるシリーズ全体のパイロット版的なものになっている。
なぜならルール上の不備が多く、見ているとどうにも気になる部分が多い。

以下、ボクがシーズン1で気になった点をあげよう。

 

  • 1000万円獲得と言いながら、各自が100万円を用意するので900万円の間違いなんじゃねえの?
  • 笑ったらアウト、との説明しかないのだけど、実際にはイエローカード、レッドカードというようなシステムになっていた
  • 笑わせにいった方が損になっている
  • 笑ったとする判定が曖昧
  • 最後の方になると盛り上がりにかける
  • 本当に面白い芸人が脱落し、つまらない芸人だけが残る

 

これらのことからシーズン1は思っていたよりも、面白くなかった。
だから敢えていうが、シーズン1は見る必要がない。
本当にパイロット版であり、いわばルール改善ありきの作品となっているからだ。

このドキュメンタルというコンテンツを楽しみたいのならシーズン2からでいい。

さて、これがネット番組のいいところとも言えるのかもしれないんだけど、シーズン2になると、かなり改善される。

冒頭でしっかりとルールの説明がなされるようになった。
完全ではないにしろ、ある程度齟齬のない説明だったので良しとするか。

あと、気になった点のほとんどが改善されている。

例えば参加者10人から100万円を集めるだけではなく、主催者である松本人志が100万円を追加で出すことで、純粋に1000万円を獲得できるようになった。

あと、ポイント制が導入されたことによって、積極的に笑わせにいく人にアドバンテージがつくようになったのもいいね。

ネタバレは避けるが、このポイント制の導入でラストが絞られてきたときの、緊張感がエグい。

笑った笑わないの判定が曖昧なのはある程度仕方がないかもしれない。
カメラの死角に入った時とかはわからなくて当然だしね。
が、それでも明らかにニヤついているケースなんかもあるし、1人ですべてを処理するのは難しいだろう。

ただシーズン1よりもシーズン2の方がかなり完成度が高くなっている。
まぁ笑いの内容としてはシモネタ率が上がるので、嫌いな人はとことん受け付けないかもしれない。

こうした改善点を含めて、さらにルールを改良してきたのがシーズン3だ。

シーズン3の追加ルールはゾンビタイムの導入になる。

ゾンビタイムは脱落した芸人が生き残りを笑わせるためだけに復活するシステムだけど、これがけっこう良かったと思う。

ゾンビになった芸人は全員を笑わせることで、優勝者をなくすことができるメリットがあるだけに、本気だからだ。

ちなみに優勝者がでなかった場合は参加費も返還されるので、100万円を失わずにすむということだね。

また、このドキュメンタルという番組の性質上、どうしても自分から攻めて笑いを取りにいく芸人さんは前半で脱落しやすい。
なので、動きが膠着してしまう最終盤にゾンビタイムで盛り上がるのはかなり良かったと思う。

その反面でシーズン2のように最終盤で2人が生き残りをかけて、なんでもありの笑いをしかけてくるという姿勢が見られなかったところもある。
つまりは笑いを我慢することに徹してしまったということだ。
こうなると見ている方はつまらない。

やはり最後まで笑いを取りにいって欲しいんだよな。

そのための改善策としてはポイント制を有効に使うべきだろう。
今作までのルールだと、ポイントは制限時間で決着がつかなかったときのためのものになっている。
なので、持ち点10点からスタートし、笑いを取ると+1点、にやけると-3点、声をだして笑ったときは-5点などのように点数制にすると良いんじゃなかろうか。
そして、ポイントがマイナスになると脱落というシステムにすると、笑いを取りにいくことにメリットが出てくる。
ちなみにボケとツッコミで笑いをとった時には両者にポイント付与などと考えてみると面白いかもしれない。

最終的にはよりポイントを保有している者の勝ちになる。
ゾンビタイムはあっても、自分でポイントを取ることでプラスにできるのと相手をマイナスにできることから、ポイント差があれば笑いを取りにいく方が利が大きい。

ただ、そうなるとポイントを計算しなくてはならないので、どうしても画面上に出演者と現時点の保有ポイントを表記する必要がでてくる。
それが視聴者からすると邪魔になるというデメリットもあるだろう。

  

総評としては、シーズンを追うごとに面白くなっていると思う。
ただ、依然として防御優先の芸人が有利な点は否めない。
特にネタをきちんと見ない、輪に入らないという消極さは見ている方が不快になるほどだ。誰とは言わんがね。
そのためにルールの改善は必要だと思う。
あと、どうしても出演する芸人によって面白さの多寡が違ってくる。
今後はやはりシーズン3を前提として面白い人達に出演をして欲しい。

 

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