Amazon fireTVが届く
さて。
引越し先なんだが、まぁ田舎である。
その弊害の1つにテレビがつまらないというものがあるのだ。
個人的には詰まらなければ見なければいいと思うのだが、両親がテレビ好きなので、オンデマンド放送になにかしら加入しようと考えたのである。
そこで色々と選択肢をあげてみたのだけど、そもそもAmazonのプライム会員になっているボクがいるので、fireTVにすればいいんじゃね? と思った次第だ。
で、ちょうど調べてみると、Amazon fireTVがバージョンアップするとのことだったので、これ幸いと注文をした。
注文が殺到しているのか予約という形になり、実際に届いたのは1週間ほど経過してらかな。
さて、古いタイプのものは使ったことがないので、使用感などは避けよう。
設定もあっさりと終わった。
で、せっかくなんだからと何かしら見ようと思ったのである。
ざっと映画のところを見ていくと、スクールオブロックがあった。
この映画、実はかなり好きな作品である。
ロックをテーマにしたコメディ映画なんだけど、まぁ面白い。
同様にロックを取り扱った作品は他にもあるのだけど、いわゆるセックスやらドラッグなどの暗部をここまで取り去った映画は他にないだろう。
脚本的に言えば、特筆すべき点はなにもない。
ハリウッドの黄金パターンとも言えるテンプレートに則った作品だからだ。
ともすれば退屈な作品になりがちなシナリオなんだけども、それをさせないのは主演のジャック・ブラックの存在感だ。
ジャック・ブラックはクセの強い演技をする役者であり、作品によってはケレン味が出過ぎることもある。
が、この作品では主役にドハマリしており、まさにはまり役と言えよう。
主演のジャック・ブラックをサポートすることになるのが、子役たちなのだけどこちらもなかなか粒ぞろいだ。
日本の学園ドラマにありがちなクラス全員イケメン、美少女なんてことはない。
ちびもいればデブもいる。
格好良いのもいれば、そうでないのもいる。
実にリアルだ。
その子役が良い味を出している。
もうこの子役たちもいまは立派なオトナになっているのだろう。
まぁ久しぶりに見たのだけど、やっぱり面白い。
快作である。
もう十年以上も前の作品なのでネタバレをすることになるのだけど、個人的に好きなシーンがあるんだ。
それはバンドバトルの予選で、主人公たちが演奏することなく審査が終了してしまうんだけど、主人公が抗議をするんだけど認められない。
そこで諦めかけるんだが、子どもたちが機転をきかせてもう一回主人公に審査員に行けというところだ。
ここで主人公は口八丁で小児科の音楽教師ということになり、バンドメンバーの子どもたちは重病人であるとするのである。
で、カメラが主人公と審査員から離れて、子どもたちにいくのだけど、地面に寝転がっているやつとかね、もう明らかに仮病ですって感じの態度をとっているんだ。
もうあまりにもベッタベタなんだけど、このシーンはいつ見てもくすりときてしまう。
そういや、何年か前に続編を作るとか作らないとかって話があったが、どうなったんだろうか。
ただキレイな終わり方をしているのだから敢えて続編を作る必要もないと思う。
確かに面白い作品なので続きを見たいという気持ちはあるんだけど、デキの良い映画の続編は蛇足になる確率が高いんだよね。
最後にアメリカの映画事情を少し語っておこうか。
ボクの友人の1人にアメリカに3年ほど留学していたのがいるんだ。
で、聞いたのだけど、日本だと同年代が集まった時に盛り上がるのが昔見ていたテレビの番組とかだよね。
アニメやバラエティ、ドラマなんかの話が話題になりやすい。
けど、アメリカの場合は国土が広すぎてアメリカ全土で見られているテレビ番組ってもんがないそうだ。
その代わりになるのが映画で、映画ならアメリカのどこでも上映しているし、入場料も馬鹿みたいに安いらしい。
なので共通の話題になるのが映画であるということなのだ。
ちなみに今回の画像は海外の著作権フリーの画像サイトから拾ってきた。
2011年にシアトルであったスクールオブロックのイベントのものらしい。